荒神谷遺跡 加茂岩倉遺跡出土銅鐸の兄弟銅鐸の展示について 


 伝徳島県脇町出土銅鐸、重要文化財 気比2号銅鐸、重要文化財 気比4号銅鐸(東
京国立博物館所蔵)を東京国立博物館から借用し、展示しています。
(展示期間 平成12年11月7日から平成13年3月下旬)


12月19日から平成13年3月上旬までは、兄弟関係にある加茂岩倉5号鐸と気比2号鐸を
並べて展示します。双方のかたちを自分の目で確認してみてください。
 


1 伝徳島県脇町出土銅鐸(東京国立博物館所蔵)
 大正時代に出土したとされるが、出土時期、地点、発見の経緯は不明な点が多い。
高さ22.2cm。II-I式(外縁付鈕1式)に分類される小型の4区袈裟襷紋銅鐸。
 全体の形状、サイズ、文様形態をはじめ、銅鐸表面に表われた鋳型の傷の有無やそ
の諸状況の一致から、荒神谷遺跡出土の3号銅鐸と同笵関係(同じ鋳型で製作された
兄弟銅鐸)にある。
 荒神谷3号、伝徳島県脇町出土銅鐸の順番で製作され、荒神谷3号銅鐸の前に少なく
とも別の1個体が鋳造されたと推測されている。
  • 伝脇町出土銅鐸と荒神谷3号写真



  • 2 重要文化財 兵庫県豊岡市気比出土銅鐸(2号 4号)
     大正元年、現在の兵庫県豊岡市気比字溝谷の岩陰から、偶然発見された流水紋銅鐸4点
    のうちの2点である。

    2号銅鐸
    高さ45.2cm。II-2式(外縁付鈕2式)に分類される2区流水紋銅鐸。吊り手(鈕)には
    複数のシカらしき図像がシカらしき図像が鋳出されている。
    全体のサイズ、形状、文様形態をはじめ、銅鐸表面に表われた鋳型の傷の有無やその諸状
    況の一致から、加茂町加茂岩倉遺跡出土の5号銅鐸と同笵関係にある。
    加茂岩倉5号銅鐸、気比2号銅鐸の順番で製作されたと推定される。
  • 気比2号鐸と加茂岩倉5号鐸写真


  • 4号銅鐸
     高さ45.5cm。II-2式に分類される3区流水紋銅鐸。鐸身には複数のシカと微かに弓を
    持つ1人の人物らしき図像が確認される。
     全体の形状、サイズ、文様形態をはじめ、銅鐸表面に表われた鋳型の傷の有無やその諸状
    況の一致から、加茂岩倉遺跡出土の21号銅鐸をはじめ、伝大阪府陶器出土銅鐸(個人蔵)
    伝福井県井向出土銅鐸(明治大学考古学博物館蔵)と同笵関係にあると考えられている。
     伝大阪府陶器出土銅鐸、加茂岩倉21号銅鐸・気比4号銅鐸の順番で製作されたものと推定
    されている。なお、伝福井県井向出土銅鐸の位置づけは、はっきりとしない。
  • 気比4号鐸と加茂岩倉21号鐸写真



  •      
  • メニューに戻る