今年も残すところ、あと5日となった。
県政記者会の皆様には、今年一年、県政のさまざまな場面でご協力いただき、この場を借りてお礼申し上げる。
さて、21世紀の幕開けとなったこの一年を振り返ってみると、愛子内親王殿下のご誕生や野依教授のノーベル賞受賞、また本県出身者の梨田監督率いる大阪近鉄バファローズのパ・リーグ優勝といったうれしい出来事もあったが、経済・雇用情勢の悪化、牛海綿状脳症(狂牛病)の発生、さらには米国での同時多発テロの勃発や東シナ海での不審船事件など、大きな出来事が相次いだ。
また小泉内閣の誕生を受けて、時代の要請に応じた新たなシステムを確立するため、「聖域なき構造改革」が進められている。
まさに全国規模、あるいは地球規模のうねりを受けた「激動の一年」であった。
これらに対応して、県政においても雇用や生活という当面する課題はもちろんのこと、新行政システムや高速道路整備といった将来を見据えた課題に取り組んできた。
また、県が長年にわたり取り組んできたビッグプロジェクトが相次いで実現した年でもあった。
このような中での、今年の県政十大ニュースを発表する。
第1位は「山陰道(宍道〜安来間)の開通」。県都松江市を含む安来インターから宍道インター間36.2キロが開通した。この写真は松江・玉造インターチェンジである。《写真》
第2位は「ソフトビジネスパーク島根のオープン」。これは松江市島根大学北側丘陵地にオープンした「ソフトビジネスパーク島根」を俯瞰した写真である。《写真》
第3位は「JR山陰本線高速化開業」。新型車両の導入や改良工事により、大幅な時間短縮が図られた。《写真》
第4位は「19年ぶりに再始動した大橋川の改修」。《写真》
第5位は「経済・雇用情勢が一層悪化」。このため、雇用と中小企業のセーフティーネットを強化した。この写真は、雇用・中小企業対策を実施した特別相談窓口である。《写真》
第6位は「牛海綿状脳症(BSE)の発生」。これは安全性確保のため、食肉検査体制を整備・強化し、検査しているところの写真である。《写真》
第7位は「光る技、手仕事の祭典、相次いで開催(伝統工芸全国大会・技能グランプリ)」。非常な成功をおさめて、たくさんの方々に見ていただいた。《写真》
第8位が「新行政システムの取り組みの開始」。県自ら、新しい21世紀にふさわしい簡素で効率的な行政システムをつくろうということで、そのスタートを切った。《写真》
第9位が「歴史民俗博物館と古代文化研究センターの立地場所・整備概要の決定」。《写真》
第10位が「島根県立宍道湖自然館(ゴビウス)の開館」。予想を上回るたくさんの方々、特に小、中学生などにたくさん来てもらって盛況であった。《写真》
以上が、今年の十大ニュースである。
【記者】
十大ニュースはどうやって選んだのか。
【知事】
本庁の次長級以上の35名が1位から10位までを投票し、その結果を参考にして私が決定した。
【記者】
山陰道の開通を1番に選んだ理由や思いは何か。
【知事】
県境の安来から宍道インターまで開通し、県庁所在地の松江市が初めて高速道路のネットワークに入った。これは、本県の高速交通網の整備ということに関して、非常に大きなインパクトを持つものだ。長年の懸案でもあったし、本格的な高速交通時代が始まったという意味で、多くの人がこれを第1位に推したようだ。私もまさに同意見で、画期的だったと思っている。
【記者】
今年は、ホテル税をはじめいろいろな税金が地方自治体で決まった年だったと思うが、島根県としては、新税について現在、どういうスタンスなのか。
【知事】
今、内部で検討を進めている段階。何を一体税源としてとらえるかということも含めて、今、検討中である。まだ具体的な方向性までは出ていないが、例えば環境税のようなものの導入が可能かどうかとか、本県にとってふさわしい新税はどういうものがあるかということについて検討を進めているところだ。